生花新風体を。一本のサンザシを主にストレリチアをあわせて、小菊をあしらいました。このサンザシは実も枝もたくさん付いていましたが、集中して向き合って大事にしたいところを見極めます。
生花(しょうか)は省略の美。見つけた輝きをより際だたせることを追求します。
いけばなでは、有るもの組み合わせて美を目指します。ひと枝ひと枝、一輪一輪を見つめて輝くところを見つけて。“より輝かせたい”“生かしたい”思いをかたちに。
見つける輝きは人それぞれ。目を向けるところが一人ひとり違うのが本当におもしろいです!
お稽古にいらしてくださる皆さんの思いを伺うのがいつも楽しみです。
際だたせるために省いたところは、また違う作品で生かして輝かせます!